二酸化窒素(NO2)
 一酸化窒素が酸素に触れると生成する赤褐色の気体。化学式 NO2 。
 工場のボイラーや自動車などが発生源で、主に化石燃料の燃焼に伴って発生する。窒素酸化物は、酸性雨や光化学大気汚染の原因物質だけでなく、高濃度で呼吸器に悪影響を与えると言われている。

環境基準
・環境上の条件(設定年月日等)
1時間値の1日平均値が0.04ppmから0.06ppmまでのゾーン内又はそれ以下であること。(S53. 7.11告示)
・測定方法
ザルツマン試薬を用いる吸光光度法又はオゾンを用いる化学発光法
(備考)
・環境基準は、工業専用地域、車道その他一般公衆が通常生活していない地域または場所については、適用しない。
・二酸化窒素について、1時間値の1日平均値が0.04ppmから0.06ppmまでのゾーン内にある地域にあっては、原則としてこのゾーン内において現状程度の水準を維持し、又はこれを大きく上回ることとならないよう努めるものとする。

関連項目
環境基準
ppm

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